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鉄鋼業の多品種外観検査|鋼板・形鋼・電極の欠陥検出をAIで自動化

高温・スケール・大型ワーク。鉄鋼特有の過酷環境でも品種横断のAI検査を実現する。

2026-04-23 · Nsight Inc.

鉄鋼業の多品種検査が抱える課題

鉄鋼業は品種数こそ他業界に比べて少ない(数十~百品種程度)ものの、検査対象のサイズが大きく、製造環境が過酷(高温・粉塵・スケール)なため、外観検査の自動化難易度が極めて高い業界です。

鉄鋼製品別の検査課題

製品代表的な不良検査環境の課題
熱延鋼板表面疵・スケール残り・ロール傷高温(200~600℃)・搬送速度600m/min
冷延鋼板圧延傷・酸洗ムラ・錆高速搬送・光沢面の反射制御
H形鋼寸法不良・曲がり・表面キズ大型ワーク(長さ12m+)・3D形状
電極クラック・チッピング・寸法不良黒色表面のコントラスト不足
鋼管外面疵・溶接ビード不良・偏肉円筒形の全周検査

鉄鋼業特有の3つの壁

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Nsightのアプローチ

1. ラインスキャンカメラ×レーザーセンサー

鋼板・形鋼のような大型ワークでは、エリアスキャンカメラではなくラインスキャンカメラを使用します。搬送方向に連続撮像し、長尺ワークの全面を高解像度で検査します。H形鋼のようなの3D形状にはレーザー変位センサーを併用します。

2. AI欠陥分類(品種横断モデル)

鉄鋼の欠陥パターン(疵・スケール・ロール傷・酸洗ムラ等)は、品種(鋼種)が変わっても共通するものが多いです。Nsightでは品種横断の欠陥分類AIモデルを構築し、新しい鋼種が追加されても再学習なし(またはごく少量の追加学習)で対応します。

3. 高温環境対応の装置設計

Nsightは元キーエンス画像処理部門のエンジニアが装置設計を行います。高温環境での冷却筐体設計、粉塵対策のエアパージ、振動対策の防振マウントなど、鉄鋼特有の環境対策を熟知しています。

導入実績

Nsightは鉄鋼業界での導入実績があります。合同製鐵(H形鋼のレーザーセンサーデモ)、大同特殊鋼など、大手鉄鋼メーカーとの協業を進めています。

詳しくは 鉄鋼業界のAI外観検査 もご覧ください。

導入効果のモデルケース

指標導入前導入後
表面疵見逃し率5-10%1%以下
検査員2名/シフト×3シフト=6名1名/シフト×3シフト=3名
鋼種切替手動パラメータ変更PLC連携で自動切替
検査データ紙の検査記録自動ログ+ダッシュボード

まとめ

鉄鋼業の多品種外観検査は、高温・大型・高速という過酷な条件下で品種横断の欠陥検出を実現する必要があります。ラインスキャンカメラ+レーザーセンサー+品種横断AIモデルの組み合わせで、鋼種追加時の再学習コストを最小化します。

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監修:元キーエンス画像処理部門エンジニア

Nsight株式会社の技術チームが監修。キーエンス画像処理部門での実務経験をもとに、製造業向けAI外観検査システムの設計・導入を行っている。会社概要 →